ドロップアウトしていた筆者が上海暮らしするブログ。成長の為とかこつけて色々見聞してます。 掲載情報の正確性については注意を払っておりますが、筆者独自の視点につき責任を負いかねますのでご了承ください。ご参考までにどうぞ。
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10/21 2日目 康定
↑康定(ダルツェンド)の朝。
空が大分近づきました。
寒かったけどこの景色を見て朝からテンションがあがった。
体調は良好、だと思ったが、
階段の上り下りで息切れを起こす。
↑宿のオーナーが出店してた飯屋で朝食。
砂鍋面条(8元)
ぐつぐつ言っております。
朝食を食べながら
同じメニューは食べない事にしようと、
旅を楽しむ為にオレルールを決めた。
但し、お菓子は除くというエクスキューズも設けた。
食事後、街の名所である「跑馬山」へ行こうと歩いていると
観光地への客引きがもっとスゴイ場所があると勧めてきた。
聞いてみると、「木格措」という場所の景観が素晴らしいとの事。
何でも車で1時間程度で行く事が出来、最大標高3600mまで登るらしい。
地図などで場所を確認すると、
確かに有名な観光地で分かりやすい道のりでもあった。
次の目的地に向かうバスは明日で今日は時間があるで、
値段交渉の末にガイドとして雇う事にした。
それが過ちだと気付かずに。
ガイドは車を持って来たが、
「兄貴」だという連れ合いを新たに一人伴った。
今思えば、この時に問いただしておくべきだった。
しかし、新しい土地でテンションがあがりっぱなしの自分は
そこまで深くは考えもせずに乗車してしまう。
車は加速しあっという間に目的地の入口に辿り着く。
かなりのスピードが出ていたが、
速度メーターが何故かずっと0km/hだったので
どれくらい出てたかは分からない。
聞いたところでどうせ
「速度メーター?そんなもの飾りですよ」
としか返って来なかっただろう。
↑途中で見かけた景色と牛の群れ。
うん、景色は良かったよ。
後に起こる悲劇を知らない世間知らずな坊やの自分は
はじめて見る世界に興奮しっぱなしだった。
木格措の入口で、中に入る為には入場券と専用バス往復券を買わなければならなかった。
もちろんそんな事聞いていない。
しかし、折角ここまで来たので中に入る事にした。(計164元)
↑急勾配をありえない速さで飛ばすバス。
奇跡的にぶれずに撮れた一枚。
そしてバスを降りるとこんな光景が広がっていたわけですよ。
空近っ!
観光地だけあって道路は舗装され、でかい自然公園といった感じだが、
風景だけを描写するとなんて幻想郷。
ガイドが天気が良いので雪山(標高5500mとか言ってた)が見えるかもと言っていたので
付いていく事にした。
ちなみに、平坦に見えるような道のりでも3分歩かないうちに息切れを起こす始末だった。
で、案内されたのがここ。一番奥にちょこっと見えるのが雪山。
何でも登った人のうち7割が失敗し撤退を余儀なくされ、
成功者は1割にも満たないらしい。
未踏山って聞いてたけど、登りきった人も居るのか?
ちなみに残りの2割は?って聞いたら「死んだ」と言われた。
自然って恐ろしい。
帰り道は体が慣れてきたのか、
結構速く歩いても大丈夫だった。
↑戻りのバスを途中で降りたところにある温水が吹き出る湖。
足湯に浸かってた人(黄色い服)が「welcome!」と言って来たので
写真を撮らせてもらった。
何度も言うが、景色は良かった。
しかし、如何せん高くついた。
13:00 康定の街に戻ってきた。
ガイドに当初の取り決め通りの金額を払おうとしたら、
足りないと言われる。
「それは一人分だ。二人分払え」
・・・そう来ましたか。
自分は最初に金額を決めている事を告げ、
正当性を主張したが、
山でのガイド代、運転代、写真料など
テンプレ通りの項目を更に上乗せして請求してくるばかりで
聞く耳をもたれない。
自称運転手に対し、
「あんたは運転してただけで、
俺が山に入ってる間は休んでただけじゃないか。
そんな時間があるなら他の客引きでもしてたら良かっただろ」
と拙い中国語で反抗を試みるがやはり聞く耳を持たない。
(咄嗟によく言えたと思う、今はもう無理)
そればかりか、仲間を呼びそうな気配も漂い始め、
分があまりにも悪かったので、泣く泣く支払った。(計410元)
・・・最初の値段交渉は一体何だったんだろう。
何てことは無い、
自分が世間知らずの坊やだっただけの事だ。
ただ、それだけの事さ・・・。
しかし、支払った金額は、
泊まってた宿に13泊してもお釣が来る事を考えると
やりきれない気持ちで一杯になった。
景色は良かったのに・・・。
その後宿で一休みすると、
一旦街でパスポートのコピーを取ったり(1枚1元)、
高山病の薬と車の酔い止め薬を買ったりしてから、
めげずに当初の予定だった「跑馬山」へ行く事にした。
↑高山病の薬
今ふと思ったが、日本では1枚10円でコピーできる事を考えると
1枚1元は割高だ。(2009/10当時は1元14円ぐらいだった気がする。)
さすがに登山する気にはならず、安易にロープウェイ乗降所へ向かう。
↑二人乗りのロープウェイ。
片道15分くらいだったかな?
途中で空は曇り、強風にあおられ、途中で何度か止まり、
生きた心地がしなかった。
しかし、宙ぶらりん状態から見る景色と状況は、
午前中の出来事で腹を立てた自分に己の小ささを悟らせてくれた。
ロープウェイから降りたらまた天気が良くなった。
自分も何かが吹っ切れた気がした。
↑分かりづらいかもしれないけど、
巨大松ぼっくり。
山で見たもの。
タルチョ・ルンタ旗を見るとチベットに来たな・・・って感じがする。
なんでも、五色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、
それぞれが天・風・火・水・地の五大要素を表現するらしいが・・・
順番が抜けているのは風に飛ばされたのかな?
風の馬が描かれているのは仏法が風に乗って拡がるよう願いが込められている。
以上、豆知識。
↑帰りのロープウェイ。
え、ガラスが無い?
ガラスなんて、ただの飾りですよ。HAHAHA。
なお、ロープウェイは往復で30元(怖い)。
山の各場所を巡るには入山料50元がかかる。
雄大な山の頂、雲、それに掛かる電線。
このアンマッチさが不思議。
無事に下山した後は、朝食を食べた店で夕飯にした。
砂鍋辣醤米線(8元)。
あいかわらずぐつぐつしてます。
おばちゃんからミカンも貰ったので有り難く頂く。
やな事もあれば、いい事もある。
明日はバスが6時出発なので早寝。
次の目的地は甘孜(ganzi:カンゼ)だ。
続く。
↑康定(ダルツェンド)の朝。
空が大分近づきました。
寒かったけどこの景色を見て朝からテンションがあがった。
体調は良好、だと思ったが、
階段の上り下りで息切れを起こす。
↑宿のオーナーが出店してた飯屋で朝食。
砂鍋面条(8元)
ぐつぐつ言っております。
朝食を食べながら
同じメニューは食べない事にしようと、
旅を楽しむ為にオレルールを決めた。
但し、お菓子は除くというエクスキューズも設けた。
食事後、街の名所である「跑馬山」へ行こうと歩いていると
観光地への客引きがもっとスゴイ場所があると勧めてきた。
聞いてみると、「木格措」という場所の景観が素晴らしいとの事。
何でも車で1時間程度で行く事が出来、最大標高3600mまで登るらしい。
地図などで場所を確認すると、
確かに有名な観光地で分かりやすい道のりでもあった。
次の目的地に向かうバスは明日で今日は時間があるで、
値段交渉の末にガイドとして雇う事にした。
それが過ちだと気付かずに。
ガイドは車を持って来たが、
「兄貴」だという連れ合いを新たに一人伴った。
今思えば、この時に問いただしておくべきだった。
しかし、新しい土地でテンションがあがりっぱなしの自分は
そこまで深くは考えもせずに乗車してしまう。
車は加速しあっという間に目的地の入口に辿り着く。
かなりのスピードが出ていたが、
速度メーターが何故かずっと0km/hだったので
どれくらい出てたかは分からない。
聞いたところでどうせ
「速度メーター?そんなもの飾りですよ」
としか返って来なかっただろう。
↑途中で見かけた景色と牛の群れ。
うん、景色は良かったよ。
後に起こる悲劇を知らない世間知らずな坊やの自分は
はじめて見る世界に興奮しっぱなしだった。
木格措の入口で、中に入る為には入場券と専用バス往復券を買わなければならなかった。
もちろんそんな事聞いていない。
しかし、折角ここまで来たので中に入る事にした。(計164元)
↑急勾配をありえない速さで飛ばすバス。
奇跡的にぶれずに撮れた一枚。
そしてバスを降りるとこんな光景が広がっていたわけですよ。
空近っ!
観光地だけあって道路は舗装され、でかい自然公園といった感じだが、
風景だけを描写するとなんて幻想郷。
ガイドが天気が良いので雪山(標高5500mとか言ってた)が見えるかもと言っていたので
付いていく事にした。
ちなみに、平坦に見えるような道のりでも3分歩かないうちに息切れを起こす始末だった。
で、案内されたのがここ。一番奥にちょこっと見えるのが雪山。
何でも登った人のうち7割が失敗し撤退を余儀なくされ、
成功者は1割にも満たないらしい。
未踏山って聞いてたけど、登りきった人も居るのか?
ちなみに残りの2割は?って聞いたら「死んだ」と言われた。
自然って恐ろしい。
帰り道は体が慣れてきたのか、
結構速く歩いても大丈夫だった。
↑戻りのバスを途中で降りたところにある温水が吹き出る湖。
足湯に浸かってた人(黄色い服)が「welcome!」と言って来たので
写真を撮らせてもらった。
何度も言うが、景色は良かった。
しかし、如何せん高くついた。
13:00 康定の街に戻ってきた。
ガイドに当初の取り決め通りの金額を払おうとしたら、
足りないと言われる。
「それは一人分だ。二人分払え」
・・・そう来ましたか。
自分は最初に金額を決めている事を告げ、
正当性を主張したが、
山でのガイド代、運転代、写真料など
テンプレ通りの項目を更に上乗せして請求してくるばかりで
聞く耳をもたれない。
自称運転手に対し、
「あんたは運転してただけで、
俺が山に入ってる間は休んでただけじゃないか。
そんな時間があるなら他の客引きでもしてたら良かっただろ」
と拙い中国語で反抗を試みるがやはり聞く耳を持たない。
(咄嗟によく言えたと思う、今はもう無理)
そればかりか、仲間を呼びそうな気配も漂い始め、
分があまりにも悪かったので、泣く泣く支払った。(計410元)
・・・最初の値段交渉は一体何だったんだろう。
何てことは無い、
自分が世間知らずの坊やだっただけの事だ。
ただ、それだけの事さ・・・。
しかし、支払った金額は、
泊まってた宿に13泊してもお釣が来る事を考えると
やりきれない気持ちで一杯になった。
景色は良かったのに・・・。
その後宿で一休みすると、
一旦街でパスポートのコピーを取ったり(1枚1元)、
高山病の薬と車の酔い止め薬を買ったりしてから、
めげずに当初の予定だった「跑馬山」へ行く事にした。
↑高山病の薬
今ふと思ったが、日本では1枚10円でコピーできる事を考えると
1枚1元は割高だ。(2009/10当時は1元14円ぐらいだった気がする。)
さすがに登山する気にはならず、安易にロープウェイ乗降所へ向かう。
↑二人乗りのロープウェイ。
片道15分くらいだったかな?
途中で空は曇り、強風にあおられ、途中で何度か止まり、
生きた心地がしなかった。
しかし、宙ぶらりん状態から見る景色と状況は、
午前中の出来事で腹を立てた自分に己の小ささを悟らせてくれた。
ロープウェイから降りたらまた天気が良くなった。
自分も何かが吹っ切れた気がした。
↑分かりづらいかもしれないけど、
巨大松ぼっくり。
山で見たもの。
タルチョ・ルンタ旗を見るとチベットに来たな・・・って感じがする。
なんでも、五色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、
それぞれが天・風・火・水・地の五大要素を表現するらしいが・・・
順番が抜けているのは風に飛ばされたのかな?
風の馬が描かれているのは仏法が風に乗って拡がるよう願いが込められている。
以上、豆知識。
↑帰りのロープウェイ。
え、ガラスが無い?
ガラスなんて、ただの飾りですよ。HAHAHA。
なお、ロープウェイは往復で30元(怖い)。
山の各場所を巡るには入山料50元がかかる。
雄大な山の頂、雲、それに掛かる電線。
このアンマッチさが不思議。
無事に下山した後は、朝食を食べた店で夕飯にした。
砂鍋辣醤米線(8元)。
あいかわらずぐつぐつしてます。
おばちゃんからミカンも貰ったので有り難く頂く。
やな事もあれば、いい事もある。
明日はバスが6時出発なので早寝。
次の目的地は甘孜(ganzi:カンゼ)だ。
続く。
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