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ドロップアウトしていた筆者が上海暮らしするブログ。成長の為とかこつけて色々見聞してます。 掲載情報の正確性については注意を払っておりますが、筆者独自の視点につき責任を負いかねますのでご了承ください。ご参考までにどうぞ。
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10/25 6日目 玉樹

ここに来れて本当に良かった。

たなびくタルチョ、空を舞うルンタ
今回の旅における自分的ベストスポット。
人々の祈りが天に運ばれるのであろう場。

前日、ついに目的地である玉樹に到着。
後は帰るのみである。
CIMG3781.JPG
↑玉樹→西寧の寝台バスチケット(176元)。

バスは康定と甘孜の時と同じように翌日出発の為、
この日は街ぶらつき日。

CIMG3705.JPG CIMG3708.JPG
↑街の中央ロータリー(左)と、そのすぐ隣にある広場。
この時はまだ日が昇っていない。
広場ではお香を売っていたり、中央の銅像をマニ車に見立てて
その周りを時計回りでぐるぐる回っている人がいた。
不思議な事にただの通りすがりの人も、
殆どがこの近くを通るときは時計回りで歩いていた。

CIMG3713.JPG
開店前のお店。扉の装飾が凝っている。

CIMG3717.JPG
広場ではヤクが朝の放し飼いにされていた。

CIMG3719.JPG
同じく広場から見えた風景。
今日は奥に見える丘(山?)に登ってみる事にする。

CIMG3728.JPG
道すがらのある交差点で撮った写真。
交差点中央の犬と太陽の構図が妙に印象的だった。
何だか太陽が近くないか?

途中のゴンパでは修行僧の人が見かけられ、
昼にはこの付近で子供達が元気よく遊んでいた。

CIMG3800.JPG
同じく山道の途中で撮った写真。
こんなところで誰か寝るというのか?
その疑問は後で一つの仮説を思いつき解消される。

CIMG3803.JPGCIMG3810.JPG
タルチョの数が半端なく多い。
そしてものすごく風が強い。
ちなみにこれらの紐は頂上にあった電柱に絡み付いている。
危険じゃない?と思ったが、
その様はまるで人々の信仰が科学文明を侵食しているかの如くに見えた。
途中で何度かルンタを持参した
地元参拝者らしき人達に遭遇したのだが、
そういう習慣が日常に根付いているんだなぁ、と思った。

CIMG3785.JPG
この段階で既に街が一望できる。

しかし更に進み、
CIMG3821.JPG
数あるタルチョを掻い潜ると。

CIMG3809.JPG
山と空。
その大きさは写真に納まりきらない。

マニアックな話だけど、
この山を見た時にMP3で聞いてた曲が
たまたまMOTHERの曲だったので
自分の中で勝手に
ホーリーローリーマウンテンと呼ぶ事にした(笑)。

暫く目の前に広がる風景に呆然としていると、
空に何かが舞っている事に気付いた。

何となく今きた道を振り返ってみると
幻想光景 果てしない空の下にて。
強い風にタルチョがたなびき、
ルンタが風に飛ばされ空へとばら撒かれていた。

その幻想的で荒々しい光景は
祈りが空に「運ばれる」、というよりもまさに「飛ばされる」
という表現のほうが適切で、
その印象は昨日宿の一件でへこんでいた
自分のネガティブさを吹き飛ばすのに十分だった。

この瞬間、自分の中で
自然(神?)>信仰>科学
という図式が浮かんだ。

風が吹いているときは寒かったが、
陽が差しているときはぽかぽかしていたので、
心行くまで目の前に広がる光景を堪能する事にした。
そこで、先ほどの簡易居眠りセット?は
この為のものではないかという仮説を思いつき、
そう解釈する事にした。
その方が面白い。

結局1時間ぐらい居て、街へと戻る。

CIMG3839.JPG
↑広場にある銅像と広い青空の相性の良さは異常。
銅像はなかなか良い作りこみをしており、
躍動感がある。

この日は結局何も主食を食わなかった。
あと、この旅を通じてだが
結局、高山病の薬は使わないで済んだ。

おまけ
こんなところにまさかの彼が!?
↑市場の前で見かけた某光の国から出張中?らしい彼。
いや、ひょっとしたらそっくりさんかもしれませんけどっ。

続く。
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10/24 5日目 甘孜→玉樹(yushu:ジェクンド)

↓ところでこの写真を見てくれ、こいつをどう思う?
ただのグラデーションでは有りません。空です。
↑すごく・・・グラデーションです・・・

勘違いされそうな言い回しはさておき、
写真は道中で見上げた空。
雲ひとつありません。
なんというか・・・青かったんです。

今回は移動が中心なので写真が少なめです。

6:30 甘孜出発。

10:00 休憩とご飯。
今回はカップラーメン(5元)で済ませた。

CIMG3685.JPG
↑休憩所。

CIMG3683.JPG
雪化粧した山というのは見ていて美しい。

途中でマニカン湖を通り過ぎてきたのだが、
丁度そうした山が鏡のように湖面に映し出されて
思わず息を呑むような美しさだった。
バスが止まってくれなかったのと、
座席位置の都合上写真が撮れなかったのが無念。

CIMG3693.JPG
休憩を終えた後はひたすら高地を進む。

途中、悪路でバスが車輪を取られて立ち往生。
the longest journey
乗客の男達で押してバスを救出。
当然わたくしも日本人代表として
率先して押しました。

ただ、ひょろい体格の為か
他の人達に笑われてた気がします・・・orz

上の写真は何となくお気に入り。
なんというか、the longest journeyって感じがするんですよ。

その後もバスはひた走り。
CIMG3700.JPG
山の中腹に街があるんです。
目的地はもうすぐ。

18:00 玉樹着。
ついに旅の目的に辿り着いた。

街の雰囲気が明らかにこれまでと違う。
康定や甘孜よりも活気があり発展していたが
それとも違う、
何というか・・・
「果てしなく遠くまで来てしまった」という
妙な感覚があった・・・。

何だか上手く言い表す事ができない。

バスは何故かバスターミナルとはぜんぜん違う場所に停車。
運転手に抗議してもそ知らぬ顔をされたので、
仕方なく、バスターミナルの場所を聞いて下車。

CIMG3703.JPG
↑左の建物がバスターミナル。

今までの経験から、
ターミナル近くの宿は利便性が高い事を知ったので
今回もそうしようと写真右側のホテルに行くと
外国人禁止と言われてしまった。
ちょっとへこんだ。

外に出るともう日が暮れそうな状況だったので焦った。

そこで旅に出る前に調べておいた第二案の宿へ行く事に決め、
今回の旅で初めてとなるタクシーに乗車。
自分の聞き間違い出なければ、市内ならどこでも5元でいけるらしい。
代金を払う時に小銭で払おうと5角硬貨を含めて出したら受け取って貰えなかった。
よく分からないが流通していないらしい。
仕方なく100元札を出すと更に渋い顔をされた。
※1元=10角(”毛”とも言う)

なにはともあれ宿に到着。
宿名は「結古寺賓館」というのだが、
同じような名前の宿がもう一つあるので少し時間が掛かった。

中に入ると早速部屋を見せてもらった。
ひどい。特にバストイレ。やばい。写真にも撮れない。
CIMG3704.JPG
↑ここでもダブルベッド。1泊100元。
テレビ、バストイレ、熱水サービス付き。
値段もやばさ指数も高かった。

ちなみにいくつか部屋を見せてもらったが
全てバストイレは断水しており、
いわゆる「綺麗じゃない」状態だった。
軽くトラウマになりそうだった。

シングルベッドの部屋もあったが、
何故かどちらも同じ値段だというので
ダブルを選ぶ。
交渉の順序を間違った事に気がついたが
全て後の祭りである。
(実際、このホテルでシングルを1泊50元で泊まった人も居る)

食欲が高山病とは別の理由で無くなり、
外に行く気力も何だかそがれた為、
熱湯だけ飲んで
テレビでたまたまやってた「ムーラン」を見て寝る事にした。

ムーランは昔見たことがあったが面白く、気分転換になり良かった。
劇中でも言っていたが「车到山前必有路」だ、頑張ろう。

それにしても、男が女装して「男子汉~♪」はないと思う。

続く。

宇多田ヒカルすげぇ・・・

これがプロか・・・

 

10/23 4日目 甘孜

CIMG3666.JPG CIMG3674.JPG
↑甘孜の町並み。
中心の川沿いとその付近は活気にあふれ
市場が開かれている。

朝起床したらすぐにバスターミナルへ行って、
旅の目的地である玉樹(yushu:ジェクンド)への
バスチケットを手配した。
CIMG3623.JPG CIMG3624.JPG
甘孜→玉樹:バス代139元
早く辿り着きたかったのだが
その日のうちに出るバスがなかったので
やむを得ず明日出発する事にして
今日は町をぶらつくことにした。

今思えば何をそんなに急いでいたのか。
町を歩いていくうちにそんな事を考えた。
CIMG3626.JPG CIMG3630.JPG
↑タルチョは風に一回たなびくと一回お経を唱えた事になるらしい。

CIMG3635.JPG CIMG3639.JPG

CIMG3665.JPG CIMG3656.JPG
遠き山。

CIMG3661.JPG
↑温泉発見。勢いで入る事にする。
10元。タオル、シャンプーは別売り。

CIMG3659.JPGCIMG3658.JPG
ある意味個室温泉。
蛇口をひねると温泉が出てくる。
温泉特有の硫黄のにおいがした。



今日の食事
CIMG3675.JPG
奶汤麺(バター麺)6元

CIMG3678.JPG
ご飯+宫爆肉丁(豚肉の細切れとナッツなどの炒め物?)
19元

相変わらず飯が美味くて困る。

続く。
10/22 3日目 康定→甘孜(ganzi:カンゼ)

5:30 空がまだ真っ暗な時間に起床してチェックアウト。
天気はあいにくの雨。
寒い。

この時点で甘孜行きの
バスチケットは購入していなかったが、
宿のおばちゃんがバスの運転手と知り合いで
117元の乗車代が100元になり、その場で乗る事ができた。

6:00 出発。
途中で雨が雪になり、
いつの間にか吹雪いていたが、
チェーンをつける様子も無くバスは快走していった。

数時間し、空が明るくなった頃だろうか・・・
目の前にひっくり返っているミニバス発見。
その近くには路頭に迷った乗客達がヒッチハイクをしていた。

寒すぎて写真を撮れなかったので嘘と思われるかもしれませんが、
そりゃあ見事に転がっていましたさ。

横転したバスと自分が乗っていたバスの行き先が同じだったらしく、
運ちゃんは空き席を確認して彼らを車に乗せてあげた。

運ちゃんは弱気になりどう進むべきか迷っていたが、
乗客の「ゆっくりすすめば大丈夫」という声に後押しされて
微速前進で進みましたとさ。
・・・チェーンをつける、という選択肢はなかったらしい。

こんなんで本当に大丈夫かと戦々恐々としていたが、
山を越えたところで雪が止んだのでほっとした。

CIMG3597.JPG CIMG3599.JPG

11:30 昼休憩。
自分は食欲がなかったのでお菓子を少しだけ食べてしのぐ事にした。

15:30 トイレ休憩。
CIMG3605.JPG
この頃には天気は晴れ。
雲が斜めなのが新鮮だった。

ちなみに、
日差しが強く、日向はマフラーが要らないくらい暖かかった。
逆に曇ったり、日陰に長時間居ると半端無いほど寒くなった。

CIMG3610.JPG
↑途中で見えた湖。

18:00 甘孜着。
やっと着いたと言うのに日は暮れ掛け。
バスを降りると康定の時と同じように宿の客引きが集まってきたので、
バスターミナルに面した場所にある宿を見てみることに。

部屋1部屋2
宿の入口、この目の前がバスターミナル。ベッドは電気マット仕様
↑一部屋一泊50元、テレビ、熱湯サービス、
ベッドには電気マット付、トイレ共用。
ダブルベッドだが、ルームシェアすれば安くなる。
シャワー故障中(2009/10/22現在)
部屋の鍵は言わないとくれないが、
荷物預かりはしてくれる。

ベッドについていた電気マットに感動して即決。
宿の出入り口がバスターミナルの中だっていうのもポイントが高い。

↓部屋は綺麗だったのにちょっと残念。
ふと机の中をのぞくと・・・

宿の管理人がターミナルの発券所は
もう閉まったという話をしていた為、
仕方なくそのまま外で夕飯をとる事にした。

スープの量が多すぎ
↑ご飯(お代わり自由)、回锅肉(ホイコーロー)、
西红柿鸡蛋汤(トマトと卵のスープ)、計27元。
スープが多すぎて吹いた。失敗。

ホイコーローがすげー美味かった。

続く。
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