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ドロップアウトしていた筆者が上海暮らしするブログ。成長の為とかこつけて色々見聞してます。 掲載情報の正確性については注意を払っておりますが、筆者独自の視点につき責任を負いかねますのでご了承ください。ご参考までにどうぞ。
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10/29 10日目 成都→大連

10:00 チェックアウト
CIMG3940.JPG
成都市内→空港の乗車券(10元)
市内から乗るほうが1元安い。

11:00 空港着
13:00 飛行機出発
18:00 大連着

旅も今日でおしまい。
最終日はなんと呆気ないものか。

自分の中では玉樹の山の上で
一つの達成感を得てしまったからだろうか。

帰路で西寧を経由したのは単に同じ道を通りたくなかったからで、
真の意味の目的地では無かった。
まあ、だからこそ失敗してしまったのかも知れないが・・・

しかし、無事に戻って来れたのだから
素直に喜んだ。

・・・

・・・でも、

また行きたい。

【完】
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10/28 9日目 西寧→成都

CIMG3905.JPG
↑西寧空港にあった冬虫夏草の店。

12:00 ホテルをチェックアウト。
この時、フロントの人に
もしもタクシーで空港に行くには
いくら掛かるかを聞いてみると、
昨日のタクシーと同じように
100元という回答が返ってきた。
ぼったくられたわけじゃないのか・・・。

まあ、
既に空港にはバス(21元)で行ける事を知っていたので
当然タクシーには乗らなかった。

16:30 飛行機出発

18:10 成都着

初日と同じように成都市内へ向かうバスに乗り、
終点のホテル前で下車して
バックパッカー御用達という交通飯店へと歩く。

成都市内のバックパッカー御用達宿といえば
【Sim's Cozy garden Hostel(日本語可)】
もあったが、何だか遠そうだったので今回は行かなかった。

空はもう真っ暗。

19:30 チェックイン
CIMG3907.JPG CIMG3908.JPG
交通飯店。シングル一泊200元(+保険100元)
バストイレ、テレビ、エアコン、温水器付き。
ドミもあったが旅の最後はシングルルームで締めくくる事にした。
そこそこの値段がするだけあり、かなり良い部屋だった。

夜でもいけるお勧めスポットを教わっていたので
荷物を置いたら街に繰り出す事にした。

ちなみに成都は暖かく、
高地と違って夜でもコートを必要としなかった。

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夜の成都市内。

CIMG3912.JPG CIMG3913.JPG
↑錦の里。劉備玄徳と諸葛亮孔明を祀った武侯祠の隣にある観光スポット。
土産物屋と四川料理屋が軒を連ね、夜だというのに人で賑わっていた。
薦められたとおり、土産物屋には面白い物が多く、
それらを見て廻るだけで楽しかった。

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羊肉串(左:5元)は自分で唐辛子と山椒を
はけで好きなだけ塗りたくり食べる。
担担面(右:6元)。有名な四川料理。辛い。でも美味しい。

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錦の里で見つけたすし屋。何故に。

CIMG3935.JPG
↑前述の劉備玄徳と諸葛亮孔明を祀った武侯祠の入口。
さすがに閉まっていて入れなかった。

一通り廻って満足したので、
アタリをつけていた土産物屋でお土産を購入し
ホテルに帰る事にした。

続く。

10/27 8日目 玉樹→西寧2

7:00 西寧着
空はまだ暗かったが、
バスターミナルは人でごった返していた。

ひとまず自分はバスターミナルをそのまま出る事はせず、
購買部で地図を購入。

そのまま地図上で現在地を確認しようと売店の人に訊くと
「知らん」
と素っ気無く一蹴。
・・・あれ、地元の人じゃないのか?

そのままそこに居てもしょうがないので、
外に出てそのままタクシーに乗って空港に向かう事にした。

帰りのチケットを用意しないままここまで来たので、
空港で空き席があるようだったらそのままチケットを
買って飛んでしまおうと考えていた。

空港までタクシーで100元。
高速代と乗車時間約20分。
高いと思ったが、
タクシーの運ちゃんが乗車直後にそんなもんだと
言っていたので仕方あるまい。

運ちゃんの訛りが強く、
思うようにコミュニケーションが取れなかったのが悔しい。
こんな場合もちゃんと交渉するにはどうしたらいいんだろう・・・。
やっぱ、下調べと場数か・・・。

空港内の航空会社で空き席を確認すると、
本日発の便は既に満席との事だった。

これは正直意外で、この旅一番の誤算だった。

実は出発前にネットの格安エアチケット売りページで
「夜の時点で翌日のチケットに空きがあるか」
というのを1週間ぐらい毎日リサーチした結果、
平日朝なら当日フライトのチケットを購入できるだろうと
考えていたからだ。

てんぱった。
キャンセル待ちができるか聞いてみたら
「じゃあ待てば?」
と素っ気無く一蹴。
あれ?似たような対応をどこかでされたような・・・。

ともかく航空会社受付の人の態度から
期待値が低そうな事を感じ取ったので、
翌日の空き席状況を聞くとまだ有るとの事だった。

これを聞いた自分は安心して墓穴を掘ってしまった。

ほっとした自分は
そのままチケットを購入してしまったのだ。

すぐに帰れるわけじゃ無くなったのだから、
わざわざ高いチケットを購入する必要は無い。

おとなしく市内の旅行代理店で安チケットを探した上で
もし無かった時の選択肢として取って置けばよかったのだ。

油断大敵。
でも、後悔先に立たず。

何というか・・・昨晩の置いてけぼり感とは違った、
心が干上がるような、妙な気分だった。

しかし、その場でいつまでも落ち込んでしょうがないと
市内に戻ることにする。

ただ、100元はやっぱり高いと思ったので
再度航空会社の人に市内に向かうバスが無いかと聞くと
21元で出てるとの事だったのでそれに乗る事にした。

バスチケット販売所では、
乗車券を買うついでに
現在位置、
バスターミナルの場所、
市内のお勧めスポット、
外国人の泊まれる宿、
また空港に来る為のバスチケット販売所の場所を訊くと
先ほど買った地図に印をつけながら親切丁寧に教えてくれた。

・・・この冴えが飛行機チケットを買う時にあれば・・・
と後悔しても遅い。

f7141ece.jpeg
市内へのバスチケット。

ともあれ、安く西寧市内に舞い戻る事に成功。
空港で教えてもらった宿は
・西寧市中心部に公共バス1本(1元)でいける
・空港に行くバスの乗車券売場がすぐ近所にある
というなんとも良い場所にあった。

しかし、フロントでこう言われる。
外国人は駄目です

・・・

これにはまたへこんだ。
断られ方は凄い丁寧だったけどさ。

ホテルの建物が結構立派だったのだが、
そう言えば玉樹で断られた宿も結構立派な建物だったな。
昔は招待所は外国人お断り、というのをよく聞いたけど、
まさか、そこそこ立派そうなところで言われるとは・・・。

ちょっと自信喪失気味になりながらもめげずに
すぐ隣にあったホテルにも試しに聞いて見る事にした。

すると、フロントのお姉さんは簡単に
可以吧~!(「別に構わんでしょ」的な意味)」
の一言をくれた。
愛嬌のある良い笑顔だった。
何故かちょっと泣きそうになった。

シングルもドミも無く、
標準部屋でダブルベッドらしいが
値段はさっきのホテルよりも安いし
バス発券所までの距離も気にするほど変わらない。
というか、
玉樹で泊まった綺麗とは言い難い宿よりも安い

という事で、即決。
このホテルに泊まる事にした。
空港で教わったホテルは、ニアピンだった。

CIMG3899.JPG23e10561.jpeg
一泊90元(但し、保険として+110元。チェックアウトする時に返してくれる)
ダブルベッド、バス(シャワー)トイレ、温水器、テレビ付き。
今回の旅の中で一番コストパフォーマンスに優れた部屋だった。
この旅館の並びに空港行きバスのチケット売り場がある。

何となく用も足さずにトイレの水を流してみる。
ちゃんと水が流れた。
何となくシャワーから水が出るか確認する。
ちゃんと水が出た。
何となくシャワーからお湯が出るかを確認する。
ちゃんとお湯が安定して出た。

・・・こんなに素晴らしい事はない。

トイレの水が流れてシャワーからお湯が出るのを見て
感動したのは初めてだった。

何だか涙目になった。


荷物を置いて時計を見るとまだお昼にもなっていなかったので
市内を散策する事にした。

CIMG3856.JPG CIMG3859.JPG
西寧の街。

CIMG3869.JPG CIMG3862.JPG
街の中心にある「中心広場」。ネーミングが直球で心地よい。

散策していたらいつの間にか昼を大分過ぎていた。
CIMG3873.JPG
遅い昼飯。
回族料理の「炸肉面条」と無料のお茶。(5.5元)
何というかうどんを平べったくして
ぶつ切りにしたものに
スープというかアンをのっけたような感じ。

そういえば甘孜を出てからまともな飯を食ってなかったな。

食後も街をぶらついてから宿に戻った。
というか、冬虫夏草の店が多すぎ。

明日はついに成都へ帰還。

続く。

以下、おまけ。
CIMG3864.JPG
中心広場で見かけた標識。
そこはかとなく面白いと思うのは
自分だけだろうか。

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CIMG3896.JPG
西寧の街は冬虫夏草の店であふれていた・・・。
(仲間はずれの写真があるので暇があったら探してみてください)

10/26 7日目 玉樹→西寧1

12:30 バスターミナル

13:00 出発・・・だが。
12時ぐらいに出発だった前のバスが出発していなかった為遅れる。

傍から見るに
何か食材の買いだしに来ていた回族の人達が
我先にというような感じで荷物を詰めたり
一つしかない入口に殺到していたからに思えた。

まあ、どうせこれから18時間ぐらいバスに乗ってなきゃいけないので
今からイライラしてもしょうがないと思い、
のんびり待つことにした。

暫く経ってから遂に寝台バスへ。
CIMG3845.JPG
CIMG3846.JPG
これ、自分の視界及び自由に体を動かせる範囲。

バスは上下2段ベッドで、
左右の窓側と中央の3列の配置になっている。

狭い。
落ちる。
手すりなんて有って無いようなもんだった。
ああ、そうか。
手すりは飾りなんだ。きっと偉い人がそういったんだ。

自分はバスの進行方向に対して一番前の真ん中。
これって下手したら最悪なポジションじゃね?と思ったが
今更後にはひけないのでそのまま乗り込んだ。

ちなみにバスはベッドの上段、下段関係無しに土足禁止。
最初に乗車する時にビニール袋をもらって、
その中に入れるのだ。

CIMG3844.JPG
途中の休憩でバスの外に降りた時に撮った空。
どこまでも青く・・・
というには雲があるが、
身動きもまともにできない場所から
抜け出せた時の開放感は天気のよさもあってひとしおだった。

休憩が終わった後に自分のベッドに登ろうとして
右腕が肉離れを起こしかけたのが悲しかった・・・。

何故か自分のところには梯子が無かったので、
向かいの梯子を使わせてもらって乗り移らなければならなかったのだ。
通路は当然狭く人でごった返すので、
もたつくわけには行かないし、靴は脱がねばならぬと大変である。

そんな個人の都合など気にせずバスは進む、進む。

夕暮れなどちらっと見えた景色はすごく美しかったが
自分の居る場所からでは撮影ができなかった。
そのせいで大分損した気分になってしまった。

CIMG3848.JPG
夕飯休憩。
一寸先は闇、というのはこういうのを言うのだろう。
明かりは殆ど無かったし曇ってたわけでもないのに
何故か星があまり見えなかった。

夕飯は拉面(ラーメン、日本のラーメンとは違う)を頼む。
しかし、箸をつけようとした時に外からクラクションが鳴らされる。
他の長距離バスも休憩で停まっていたので、
多分それだろうと無視をしていたが、
一向にクラクションが鳴り止まない。

そこで小心者の自分は「万が一」と気になり、
結局まだ殆ど手をつけていない食事をそのままに
お金だけ払って外に出た。

すると、、、





自分が乗っていたはずのバスが居なくなっていた。






見間違いかと思い、残っているバスの運転手に片っ端から聞いて行くが
やはり自分の乗っていたバスが無い。

これには焦った。

他のバスに乗せてもらうか・・・?
まさかここでヒッチハイク・・・?
いや、それよりも夜をどう過ごすかの方が先か・・・?。
そんな思考が頭で渦巻く。

途方に暮れ、藁にもすがる思いで
今度は運転手じゃない人で、
バスの出発待ちをしている人に声を掛けて行くと
二人目が事も無げに
「ああ、なんかどっか行っちゃったみたいだね、
 でも暫くしたら戻ってくるって」
と言ってくれるじゃないか。

ガソリンスタンドはすぐ傍にあったので給油とも考えられず、
一体何のために運転手がバスごと消えたのかは
結局謎だったが、どうにか最悪なケースは免れられたようだった。

でも何となく不安だったのでその人と世間話しながら時間を潰した。
何でも大学生で民俗学の勉強をしていて西寧に帰る途中だったらしい。

バスはそれから程なく戻ってきたので、
西寧に着くまでは二度とバスを降りないと心に決めて乗車。
しかし、夜は長い。

続く。

10/25 6日目 玉樹

ここに来れて本当に良かった。

たなびくタルチョ、空を舞うルンタ
今回の旅における自分的ベストスポット。
人々の祈りが天に運ばれるのであろう場。

前日、ついに目的地である玉樹に到着。
後は帰るのみである。
CIMG3781.JPG
↑玉樹→西寧の寝台バスチケット(176元)。

バスは康定と甘孜の時と同じように翌日出発の為、
この日は街ぶらつき日。

CIMG3705.JPG CIMG3708.JPG
↑街の中央ロータリー(左)と、そのすぐ隣にある広場。
この時はまだ日が昇っていない。
広場ではお香を売っていたり、中央の銅像をマニ車に見立てて
その周りを時計回りでぐるぐる回っている人がいた。
不思議な事にただの通りすがりの人も、
殆どがこの近くを通るときは時計回りで歩いていた。

CIMG3713.JPG
開店前のお店。扉の装飾が凝っている。

CIMG3717.JPG
広場ではヤクが朝の放し飼いにされていた。

CIMG3719.JPG
同じく広場から見えた風景。
今日は奥に見える丘(山?)に登ってみる事にする。

CIMG3728.JPG
道すがらのある交差点で撮った写真。
交差点中央の犬と太陽の構図が妙に印象的だった。
何だか太陽が近くないか?

途中のゴンパでは修行僧の人が見かけられ、
昼にはこの付近で子供達が元気よく遊んでいた。

CIMG3800.JPG
同じく山道の途中で撮った写真。
こんなところで誰か寝るというのか?
その疑問は後で一つの仮説を思いつき解消される。

CIMG3803.JPGCIMG3810.JPG
タルチョの数が半端なく多い。
そしてものすごく風が強い。
ちなみにこれらの紐は頂上にあった電柱に絡み付いている。
危険じゃない?と思ったが、
その様はまるで人々の信仰が科学文明を侵食しているかの如くに見えた。
途中で何度かルンタを持参した
地元参拝者らしき人達に遭遇したのだが、
そういう習慣が日常に根付いているんだなぁ、と思った。

CIMG3785.JPG
この段階で既に街が一望できる。

しかし更に進み、
CIMG3821.JPG
数あるタルチョを掻い潜ると。

CIMG3809.JPG
山と空。
その大きさは写真に納まりきらない。

マニアックな話だけど、
この山を見た時にMP3で聞いてた曲が
たまたまMOTHERの曲だったので
自分の中で勝手に
ホーリーローリーマウンテンと呼ぶ事にした(笑)。

暫く目の前に広がる風景に呆然としていると、
空に何かが舞っている事に気付いた。

何となく今きた道を振り返ってみると
幻想光景 果てしない空の下にて。
強い風にタルチョがたなびき、
ルンタが風に飛ばされ空へとばら撒かれていた。

その幻想的で荒々しい光景は
祈りが空に「運ばれる」、というよりもまさに「飛ばされる」
という表現のほうが適切で、
その印象は昨日宿の一件でへこんでいた
自分のネガティブさを吹き飛ばすのに十分だった。

この瞬間、自分の中で
自然(神?)>信仰>科学
という図式が浮かんだ。

風が吹いているときは寒かったが、
陽が差しているときはぽかぽかしていたので、
心行くまで目の前に広がる光景を堪能する事にした。
そこで、先ほどの簡易居眠りセット?は
この為のものではないかという仮説を思いつき、
そう解釈する事にした。
その方が面白い。

結局1時間ぐらい居て、街へと戻る。

CIMG3839.JPG
↑広場にある銅像と広い青空の相性の良さは異常。
銅像はなかなか良い作りこみをしており、
躍動感がある。

この日は結局何も主食を食わなかった。
あと、この旅を通じてだが
結局、高山病の薬は使わないで済んだ。

おまけ
こんなところにまさかの彼が!?
↑市場の前で見かけた某光の国から出張中?らしい彼。
いや、ひょっとしたらそっくりさんかもしれませんけどっ。

続く。
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